米国、ロシア、中国の間で、軍事力を競い合う動きが強まっていま
かつて軍事大国の地位を競い合っていた米国とソ連は、1987年
中距離核戦力として定義された中射程の弾道ミサイル、巡航ミサイ
INF:Intermediate-range Nuclear Forces
条約の正式名称は「中射程、及び短射程ミサイルを廃棄するアメリ
この条約では射程が500kmから5500kmまでの範囲の核弾
条約が定める期限である1991年6月1日までに合計で2,69
当時、米ソ合わせて約6万8000発の核兵器を保有していました
またこの条約の下では両方の国家は、互いの軍隊の装備を査察する
この条約を、米国のトランプ大統領は2019年2月1日、ロシア
これを受けてロシア連邦も条約義務履行の停止を宣言、半年後の8
トランプ大統領がINF条約を破棄した口実として
ロシアがINF条約に違反している疑いの濃い9M729(SSC
ことをあげています。
米国ならびに米国同盟国や友好国に直接的な脅威となる
として米国国防総省は、ロシアに対抗するために、INF条約で開
マーク・エスパー国防長官は8月3日、非核弾頭を搭載した、IN
6月18日、米国はカリフォルニアのサンニコラス島で、地上発射
8月22日、国連安全理事会緊急会合で米国とロシアは非難の応酬
8月23日、ロシアのプーチン大統領は、米国ミサイルの脅威のレ
8月24日、北極海に近いバレンツ海で、潜水艦発射弾道ミサイル
かつてのように、米国とロシアは軍拡競争に突入していくのでしょ
冷戦ふたたび...
22日の国連安全保障理事会緊急会合では、中国の動きも牽制され
中国は、INF条約で開発・製造・保有が禁止されているミサイル
「グアムキラー」と呼ばれるこれら中距離ミサイルを、中国はIN
ロシアや中国の動きを見てトランプ大統領は
なぜ米国だけINFを守らなければならないのか...
と述べています。当然中国側は、
米ロ関係に中国の問題は関係ない、単なる言い訳だ
と米国の説明を非難しています。
かつての冷戦時代の当事者は米国とソ連の二国間の話でしたが、い
さらに中距離ミサイルや核ミサイルだけでなく、いまの軍拡競争に