関西電力役員らが、高浜町の森山栄治元助役から、2011年から
3、3、3億...?
受け取った役員とは、八木誠会長や岩根茂樹社長ら20人です。
岩根社長記者会見で「就任祝い」として記
「非常に高額なので後で返そうと思った」と強調。元助役について
は「地元の有力者であり、『受け取れない』と言った時に先方も厳しい態度で返 却を拒んだ。関係悪化を恐れ、お預かりして、返せるときに返そうと判断した. ..
と述べました。
金品は「個人の管理化」の下で預かっていたのですって。
こんな言い訳が通ると思っていることに呆れるというか、唖然とす
受け取った資金は全て返却して、所得税の修正申告を済ませたとの
ここに登場してくる森山栄治という人物は、今年3月に90歳で既
金沢国税局が昨年1月、大飯・高浜原発関連工事を請け負う設備会
もし税務調査がなされていなければ、すべてはそのまま闇に葬られ
一連の流れとはこんな感じです。すべてはループとなっているので
森山栄治下高浜町助役と関西電力とは親密な関係
関西電力は高浜町に地元建設会社や設備会社に大飯原発関連事業を
発注を受けた地元企業は森山元助役に手数料3億円を支払う
森山元助役は関西電力役員20人に約3億2000万円の金品を提
関西電力側から発注された工事資金が本社に還流した構造であると
発注規模は一説には、3年25億円とも言われています。
この一連の流れから金沢国税局が請け負い業者の税務調査で、地元
現在の高浜原発は1号機と2号機の再稼動を目指しているところで
今回のことが、再稼動の判断に影響があるのかどうかはわかりませ
☆余剰資金迂回が役員個人の懐に...
このお金のからくりは、関西電力から高浜町の地元建設会社に支払
ただ関西電力側は、この一連の流れは「不適切だが違法ではない」
原発事業を取り巻く環境は、2011年の東日本大震災を境に大き
それ以前の原発に関するキーワードは「安全神話」でした。
原発稼動はあくまでも国策であって、電力会社は国策にしたがって
震災以降「安全神話」が崩れたあとは、原発に関しては、世の中の
電力会社に求められるのは「透明性」だったはずです。世の中の評
今回の関西電力の金品受け取りの問題は、2011年から7年にわ
とんでもない
何を今更このようなことをやっているのか...
開いた口がふさがらないとは、まさにこのことです。
しかも、このお金のあり方がたちが悪い。
現地建設会社に一旦お金を流して、それを本社に還流させているた
原発建設及び維持費用は、全て私たちの電力料金に上乗せされてい
本当にふざけた話です。
関西電力の今回の記者会見で明らかになったのは
何も公表しない
誰も責任を取らない
ということです。
受け取った資金は全て返却して、所得税の修正申告を済ませたとの
預かっているのなら所得として申告する必要はありません。国税は
全てが、何もかもがふざけていますね。
2011年からの7年という年月は、関西電力管轄内は、原発が止
第三者委員会設置したのに彼らが表に出てこない
第三者委員会のメンバーを公表しない
20人に分散されたひとりひとりの金額は公表されない
返却した金額や時期を公表しない...
言える事は、発注資金の還流は関西電力にではなく、20人の役員
お金を「くれた」人物は、大飯・高浜町の有力者で、関係悪化を恐
造られるという事が、よくわかりました。
既得権益の固まりの原発事業
誰のための原発事業なのか...
☆一連の不正は全て電気料金に...
今回の問題で分ったことは、森山元助役に3億円を渡していた地元
地元建設会社というのは「吉田開発」で、その売上高は、2013
関西電力の岩根茂樹社長は、「当該の方が、地元の企業には関連し
2011年の東日本大震災から、全国の原発施設は稼動を止めてい
関西電力はそのメンテナンス等を地元企業に依頼しています。
今回は「余剰資金」の迂回です。
関西電力から地元建設会社に甘めの見積もり、つまりは実際にかか
その「余剰資金」はどこから捻出されているのでしょう。
私たちが支払う電気料金を引き上げることで捻出していると言えま
電気料金計算だけに認められている「総括原価方式」という仕組み
経済産業省資源エネルギー庁のHPには「総括原価方式」とは..
最大限の経営効率化を踏まえた上で、電気を安定的に供給するため
に必要であると見込まれる費用に利潤を加えた額(総原価等)と電気料金の収入 が等しくなるよう設定されていました。電力自由化後の小売事業者が定める料金 は、事業者の裁量で算定される費目と、法令等により算定される費目の合計とな ります。
とあります。
つまり人件費も含め、コストに電力会社の利益を上乗せして、皆さ
関西電力は原発稼動停止で電気供給コストが上がることで、関西電
ホームページには「最大限の経営効率化を踏まえた上で」コストを
それが、大飯・高浜町の建設会社に実際よりも高い上乗せ発注費用
典型的な時代劇の悪代官のパターンですよね。
こんなことが平然と行われていたのです。
しかも、金沢税務極が調査がなければ、金を返すなんてことはしな
☆関西電力だけの話か...
電力会社にとっては原発は「命」なのですね。
私たち国民生活にとってではなく、電力会社や一部の既得権益者に
いい「とばっちり」を受けた...
福島原発事故を受けて、東京電力以外の電力会社の本音でしょう。
福島原発とはタイプが違う原発だから大丈夫、なのに...
おそらくそんな思いが根柢にあるのでしょう。
関西電力管轄では、他管轄とは違い原発依存割合は大きくなってい
金沢国税局が明らかにしたのは、地元建設会社から森山元助役に渡
このような問題は、関西電力だけの話なのでしょうか。
今回のお金の流れは、正当な見積もり金額ではない「余剰金」です
まさに「不正」です。
このようなことは、今回の電力業界だけでなく、ほかの業界にもあ